こんにちは、krです(‘ω’)ノ
今回は、自称進学校の人向けに、「高1でどれぐらい勉強すればいいのか?」ということに関して解説したいと思います。
ちなみに僕は、偏差値65~70辺りの高校出身(東大は数年に1人のレベル)で、準難関大学に合格し、難関大に合格する人、しない人がどういう勉強をしていたのかを間近で見てきたので、参考にしていただけると幸いです。
1 準難関大を目指す場合

まずは、準難関大レベルを目指す人です
準難関大とは、筑波大学、横浜国立大学、千葉大学、金沢大学、岡山大学、広島大学、熊本大学、新潟大学、首都大学東京、大阪市立大学
辺りの大学のことです
① 高1・2年生の時の勉強時間の統計
まずは、全国の受験生が高1、高2の時にどれだけ勉強していたかを見てみましょう

なんと6割ほどの人が、高1、高2の時に1時間以下の勉強時間だったのです!
準難関を目指す人にとっては「あれ?以外と少ない?」と感じるかもしれませんが、実際はこんなもんなのです
しかし、これはあくまで受験生全員のデータですので、準難関を目指す人はこれ以上にやらなくてはいけません
② 準難関大に受かるための理想の勉強時間
僕が思うに、準難関大学を目指す人は、高1の時は平日1時間半、休日3時間以上を目指してやってほしいです
なぜこのぐらいなのかというと、僕が高校生の時これぐらい勉強していたからです
当時の僕は、平日3時間、休日5時間を目標にしていました。しかし、寝落ちしてしまったり、あまり集中していなかったりといった時間が含まれていたので、実質、平日1時間半、休日3時間ぐらいの勉強でした
それで準難関大学に受かったので、とりあえず1年のうちは、平日1時間半、休日3時間以上勉強しましょう
③ 部活はどれぐらいやってもいいか?
準難関大を目指すのであれば、「毎日練習に参加して、土日は土曜日に半日練習があるだけ」ぐらいが基準でしょう。
言い換えれば、土日両方1日練習があるような部活に入るのは止めた方が良いということになります
高校1年生は体力作りがかなり大事ですので、部活にはある程度力を入れてもいいと思います。しかし、あまりにも練習時間が長すぎると、勉強に支障が出てしまうので、そこは注意です
実際僕は、これぐらいの部活に入っていて、それで何とか勉強とギリギリ両立できたので、参考にしてもらいたいです
④ どういう考えを持っておくべきか
さて、準難関大を目指す高校1年生が持っておくべき考えを書きたいと思います
1 上を目指す気持ちを持つ
とにかく上を目指す気持ちは忘れないようにしましょう。
特に、テストや模試で良い成績が取れるとついつい気が緩みがちですが、気を引き締めて、上へ上へと昇っていきましょう
この気持ちを忘れてしまうと、気づいた時には「国公立さえも危ない」ということになってしまうので、気を付けてくださいね
2 部活も全力でやる
部活をやる以上は全力でやりましょう。ついつい部活を適当にやってしまいがちですが、後になって後悔します
部活も勉強も全力でやることで、相乗効果が生まれ、どちらもうまくいくようになってきます
決して手を抜こうなどとは考えないでください
2 難関大を目指す場合

お次は難関大を目指す方です
難関大は準難関大とは、かなりの差があるので、準難関談レベルの勉強とは比べ物にならないぐらいの勉強が必要だということを理解しておいてください
① 難関大受験者の勉強時間の統計
まずは、難関大受験者が高校3年間でどれだけ勉強しているかを見てみましょう

1日1日の勉強時間は、合格者も不合格者もあまり変わりませんが、積みあがると、334時間も差が出来てしまうのです
また、高校1,2年の時と、高3の時の勉強時間の差を見れば分かる通り、高1、高2でどれだけ頑張れるかが大事ということが分かると思います
② 難関大に合格するための理想の勉強時間
合格者並の勉強をするならば、757÷365= 2.07 つまり、1日に約2時間は勉強しなければなりません
というわけで、平日は2時間しなくてはなりませんが、休日はもちろん時間があるので、4時間以上を目指して勉強するといいと思います。
平日2時間、休日4時間勉強すれば、1年間では大体922時間勉強することになります。
そうすれば、勉強時間は合格者の中でも上位になりますから、難関大に合格する可能性はかなり高くなります。
② 部活とどう両立させるか
難関大に合格しようと思うなら、部活に割く時間はかなり少なくしなければなりません。
理想は、文化部やあまり活動のない部活ですが、運動部に入るならば、「平日の練習時間が短く、休日も半日練習しかない」という条件が大前提になってきます
また、最悪途中で辞めるということも頭に入れておくといいと思います。僕の周りにも受験のために、2年で辞めるという人が何人もいました。
準難関大学の場合は、部活と勉強を両立させることを目標としていましたが、難関大の場合は勉強>部活と考えておきましょう
③ どういう考えを持っておくべきか
1 途中で気持ちを緩めない
難関大を目指すような方々はテストや模試で毎回高得点を取ってきます。そうすると、必ずどこかで「難関大とか余裕だわーw」というような気の緩みが出てしまいます。
それで余裕ぶっていると、いつの間にか準難関大学も厳しくなり、地方国公立しか受からないというのは本当に良くあるパターンなのです。
特に1年生の今は、ちょっと勉強したら良い成績が取れたりするので、そこで調子に乗ってはいけません。休むことなく継続的に勉強してください
2 部活と勉強の切り替えを大事にする
もし、運動部に入っているのであれば、この切り替えが特に重要になってきます。例えば、「部活でめちゃくちゃ疲れたから今日は1日休みにしよう」という気持ちではだめなのです。少し仮眠を取るぐらいならば全然大丈夫ですが、そのあとはしっかり勉強しなければなりません
また、部活もやるからには全力でやりましょう。あまり部活に時間をかけられない分、濃密な練習をするのです。
「部活も勉強も全力で!」これがやっぱり大切ですね
3 東大を目指す場合

最後に日本の大学のトップ、東大を目指す場合について書きます。
1つ最初に言えることは、「生半可な気持ちでは絶対に合格しない」です
① 東大合格者の勉強時間

やはり高3の追い込み時期となると、1日10時間ほどの勉強をしていますね
ですが、先ほどの図でもあったように、受験期になれば普通の受験生は10時間ぐらいは勉強するんですよ
だからこそ、難関大を目指すような人は、1,2年で差をつけなければいけないわけです。東大ならばなおさら
② 東大に合格するための理想の勉強時間
東大は日本で一番合格するのが難しい大学なわけですから、難関大志望の人達以上に勉強しなければなりません
難関大志望は、平日2時間、休日4時間以上が目標でした。
東大志望の人は、平日2時間半、休日5時間以上を目標にしましょう!
目標としてはこれぐらいですが、本気で目指すのであれば、平日も4時間勉強したり、休日は10時間勉強したりするぐらいの気持ちが必要ですね
③ 部活とどう両立させるか
1 現実的な話
はっきり言いますが、あなたの高校が東大が毎年10人以上出るような超進学校でないならば、部活はほぼ諦めた方が良いと思います。
超進学校であれば、周りも東大を目指す人達ばかりで、環境が桁違いに良いです。そういう高校に通っているならば、高3から本気を出しても何とか東大に行けたりします
しかし、毎年東大が1、2人出ればいい、もしくは全く東大が出ないという高校に通っているのならば、高1から本気で臨まなければ超進学校の人達と渡り合えません。
そのため、部活に時間を割くことはできないのです。部活って練習時間以外にも意外と時間を食いますからね。
2 それでも部活をやりたいならば
でも、絶対にやってはいけないというわけではないです。もし運動部に入るのでしたら、1年の間はやっても大丈夫でしょう。それで、部活しながらでも模試で東大の判定が結構良いならば、続けても大丈夫です。
しかし、1年部活をやってみて、模試の判定は最悪、このままでは東大に受からない、と感じたのならば、そこで区切りをつけるべきでしょう。
③ どういう考えを持っておくべきか
1 東大の壁は想像以上に高い
実は僕も一時東大を目指していた時があったのです。結果としては全然届きませんでしたが。
その時に感じたのは、「東大の壁は高く、登れる気がしない」ということです。
東大を目指していた時は、自分なりに部活と両立して勉強をしていると思っていたのです。しかし、一向に差は縮まらず、むしろ離れていくばかり・・・
高校に入りたての時は何でもできるような気がして、「東大も頑張れば行けるでしょ!」という気になっている人も多いのではないでしょうか?
しかし、何度もいいますが、「東大の壁は高い」です。目指すのならば、本当に覚悟を決めて勉強しなければなりません。
それほどまでに、東大合格というのは難しいということを重々承知しておいてください
2 1日1日が本当に大事になる
全国の東大を目指す猛者達が敵になります。中には、高1で高校の範囲全部終わったという人や、中学で英検1級取得といった化け物がいます。
その圧倒的な時間的不利を克服するためには、高校3年間を濃密な時間にするほかないのです。
そのため、1日1日が本当に大事になってきます。1日サボれば3日後退すると思ってください。
2日分を1日に詰め込むぐらいの勢いがあれば、東大合格も着実に近づいてくるはずです
4 最後に:受験は苦しい・甘くない
受験は本当に苦しいことの連続です。毎日いくら勉強してもちっとも成績が上がりません。
また、受験は完全に実力勝負です。抜け道や近道はありません。何となくで志望校に受かるほど受験は甘くないのです。
この記事を見ている人は基本高1の人がほとんどだと思いますが、「今、1分1秒が大切」という気持ちを忘れないようにしてほしいです。その気持ちを忘れたとたん、時間はあっという間に過ぎていきます。
それではこれからの高校生活頑張ってください!
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