本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、krです。今回は

もう付いていくの無理かも…
と諦めかけている方のために「初学者におすすめの量子化学の参考書」を4つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
「Prime Student」はAmazon Primeの学割版です。月額250円払うだけで、
などの特典を利用することができます。
しかも、「6か月間無料で体験できる」ので、ぜひ気軽に試してみてはいかかでしょうか。
学生の間しか使えないので、早めに登録しないともったいないですよ。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
「量子化学」のことが一冊でまるごとわかる
著者 | 齋藤 勝裕 | ページ数 | 267 |
発売日 | 2020/5/27 | 試し読みはこちら |
高校化学を習った人が量子化学について学ぶ際に読み物として気軽に読むことができる参考書です。
量子化学に興味があるけど物理・数学が苦手、難解な式変形が苦手と感じる人にとっても、堅苦しくなく、イメージで理解することができます。ただし、一部大学化学の知識が前提となっている部分もあります。
また、量子化学を学ぶことによって他の化学現象がどのように説明できるのかを例を用いて解説してくれています。
演習問題は一問も無く、副読書として読むと良いでしょう。

イメージで理解したい人におすすめです!
単位が取れる量子化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)
著者 | 原田 勲, 杉山 忠男 | ページ数 | 192 |
発売日 | 2004/10/21 | 試し読みはこちら |
難解になりがちな量子化学を分かりやすく解説し、大学の講義で単位を取ることを目的とした参考書です。
図が1ページに1つ程度あり、電子の運動や軌道というミクロで直感的に分かりづらい現象を初学者が理解しやすいように解説してあります。
量子化学には物理の知識も必要となるため、理解しておくべき物理現象についても付録で解説してあります。
演習問題はほとんど無く、簡単な穴ぬきが数問ある程度です。大学の教科書の理解を助ける道具として使うのが良いと思います。

とりあえず単位が取れれば良い人におすすめです!
なっとくする量子化学 (なっとくシリーズ)
著者 | 中田宗隆 | ページ数 | 256 |
発売日 | 2001/11/16 | 試し読みはこちら |
量子化学とはどういうものかなのかを堅苦しくならないように配慮して解説してくれている参考書です。
どのような背景で量子論が発展してきたか、どのようなものに応用することができるかをイラストを交えて分かりやすく説明してあります。
難しい数式の導出過程は示されていませんが、数式の説明はしっかりされているため、量子化学という学問をじっくりと理解することができます。
練習問題は全くないため、読み物としても使うのがベストです。

堅苦しい参考書が苦手な人におすすめです!
量子化学: 基礎からのアプローチ
著者 | 真船 文隆 | ページ数 | 358 |
発売日 | 2007/12/10 | 試し読みはありません |
量子化学の基礎である「軌道」について予備知識なく学ぶことができ、必要な知識が身につく参考書です。
数式の意味を説明するために分子の構造式やその電子軌道の広がりを図で示しており、視覚的な理解もできます。
水素原子の軌道から分子の軌道まで段階的に説明されているため、この一冊で量子化学の基礎を全て学ぶことができます。
練習問題の数は少ないため、他に問題集を用意する必要があります。

量子化学の基礎をしっかりと理解しておきたい人におすすめです!
まとめ
今回は「初学者におすすめの量子化学の参考書」をご紹介しました。
参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある