【初学者向けのみ】量子化学のおすすめの参考書4選

量子化学初学者におすすめの参考書4選

本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。

こんにちは、krです。今回は

もう付いていくの無理かも…

と諦めかけている方のために「初学者におすすめの量子化学の参考書」を4つ紹介します。

参考書は以下の条件を満たすものを選びました。

・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある

【学生限定】Prime Studentがお得

Prime Student」はAmazon Primeの学割版です。月額250円払うだけで、

  • 通常配送・お急ぎ便が無料(通常400円ほど)
  • アニメ・映画見放題「Prime Video」
  • 200万曲聞き放題「Prime Music」
  • 本3冊以上同時購入で10%ポイント還元

などの特典を利用することができます。

しかも、「6か月間無料で体験できる」ので、ぜひ気軽に試してみてはいかかでしょうか。

学生の間しか使えないので、早めに登録しないともったいないですよ。

Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

参考書

「量子化学」のことが一冊でまるごとわかる

著者齋藤 勝裕ページ数267
発売日2020/5/27試し読みはこちら
本の目次
  1. 量子力学
    1. 量子化学とは
    2. 直線上の粒子運動
  2. 量子化学と原子・分子構造
    1. 原子構造
    2. 化学結合
    3. 分子軌道法と結合エネルギー
    4. 混成軌道と共役系
  3. 量子化学と分子の物性・反応性
    1. 共役系の分子軌道
    2. 分子の物性と分子軌道
    3. 分子の発光、発色と分子軌道
    4. 熱反応と光反応

高校化学を習った人が量子化学について学ぶ際に読み物として気軽に読むことができる参考書です。

量子化学に興味があるけど物理・数学が苦手、難解な式変形が苦手と感じる人にとっても、堅苦しくなく、イメージで理解することができます。ただし、一部大学化学の知識が前提となっている部分もあります。

また、量子化学を学ぶことによって他の化学現象がどのように説明できるのかを例を用いて解説してくれています。

演習問題は一問も無く、副読書として読むと良いでしょう。

先生
先生

イメージで理解したい人におすすめです!

単位が取れる量子化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)

著者原田 勲, 杉山 忠男ページ数192
発売日2004/10/21試し読みはこちら
本の目次
  1. 量子化学を学ぶ前に
  2. 前期量子論
  3. 量子力学とシュレーディンガー方程式
  4. 波動関数
  5. 箱の中の自由粒子と調和振動子
  6. 回転運動と角運動量
  7. 水素様原子
  8. 多電子原子
  9. 変分法
  10. 水素分子イオンの分子軌道
  11. 軌道間相互作用
  12. 分子軌道法の応用
  13. 混成軌道
  14. π電子共役系

難解になりがちな量子化学を分かりやすく解説し、大学の講義で単位を取ることを目的とした参考書です。

図が1ページに1つ程度あり、電子の運動や軌道というミクロで直感的に分かりづらい現象を初学者が理解しやすいように解説してあります。

量子化学には物理の知識も必要となるため、理解しておくべき物理現象についても付録で解説してあります。

演習問題はほとんど無く、簡単な穴ぬきが数問ある程度です。大学の教科書の理解を助ける道具として使うのが良いと思います。

先生
先生

とりあえず単位が取れれば良い人におすすめです!

なっとくする量子化学 (なっとくシリーズ)

著者中田宗隆ページ数256
発売日2001/11/16試し読みはこちら
本の目次
  1. 化学のIT革命
  2. なんのための量子論?
  3. 水素原子を徹底解剖
  4. 原子スペクトルを測定する
  5. いよいよ分子の量子論
  6. 分子スペクトルを測定する
  7. 量子化学計算の奔走

量子化学とはどういうものかなのかを堅苦しくならないように配慮して解説してくれている参考書です。

どのような背景で量子論が発展してきたか、どのようなものに応用することができるかをイラストを交えて分かりやすく説明してあります。

難しい数式の導出過程は示されていませんが、数式の説明はしっかりされているため、量子化学という学問をじっくりと理解することができます。

練習問題は全くないため、読み物としても使うのがベストです。

先生
先生

堅苦しい参考書が苦手な人におすすめです!

量子化学: 基礎からのアプローチ

著者真船 文隆ページ数358
発売日2007/12/10試し読みはありません
本の目次
  1. 原子の線スペクトルとボーアの原子モデル
  2. 波動性と粒子性
  3. シュレーディンガー方程式
  4. 量子化学の基礎
  5. 三次元のシュレーディンガー方程式
  6. 水素原子
  7. 多電子原子
  8. 水素分子イオン
  9. 等核二原子分子
  10. 異核二原子分子
  11. 分子の運動

量子化学の基礎である「軌道」について予備知識なく学ぶことができ、必要な知識が身につく参考書です。

数式の意味を説明するために分子の構造式やその電子軌道の広がりを図で示しており、視覚的な理解もできます。

水素原子の軌道から分子の軌道まで段階的に説明されているため、この一冊で量子化学の基礎を全て学ぶことができます。

練習問題の数は少ないため、他に問題集を用意する必要があります。

先生
先生

量子化学の基礎をしっかりと理解しておきたい人におすすめです!

まとめ

今回は「初学者におすすめの量子化学の参考書」をご紹介しました。

参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。

スポンサーリンク

【学割】Amazon Primeが6か月無料&月額250円

人気の記事

書いてる人

プロフィール

こんにちは!このサイトを運営している「kr」と申します!

大学の数学や物理を「分かりやすく、簡潔にまとめた」サイトがあればいいなと思い、作ってみることにしました。

自分も勉強中の身ですので、もしかしたら間違っていることを書いているかもしれません。なので、参考程度に見てください(笑)。

コメントを残す

CAPTCHA


PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com