【初学者向けのみ】フーリエ解析のおすすめの参考書5選

初学者におすすめのフーリエ解析の参考書5選

本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。

こんにちは、くるです。今回は

フーリエ級数が分からない…フーリエ変換って何なんだ…

教科書読んでても全然頭に入ってこないよ~(泣)

と悩む人たちのために「初学者におすすめのフーリエ解析の分かりやすい参考書」を5つ紹介します。

参考書は以下の条件を満たすものを選びました。

・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている

Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

マンガで分かるフーリエ解析

著者渋谷道雄ページ数247
発売日2006/3/1試し読みはこちら
本の目次
  1. 音の波
  2. フーリエ変換への道のり
  3. 三角関数のイメージ
  4. 積分と微分のイメージ
  5. 関数の四則演算
  6. 関数の直交
  7. フーリエ変換を理解するための準備
  8. フーリエ解析
  9. フーリエ級数の代数への応用例

三角関数に苦手意識がある方や、楽しみながら学びたいという方にピッタリの本です。

簡単な内容はマンガ、少し難しい内容は文字で説明されており、マンガと文字は半々ぐらいです。「全部マンガじゃないのか…」と思うかもしれませんが、文字パートでは図やグラフがたくさん載せられているので、スラスラ読めると思います。

ただ、三角関数の説明が多めなので、三角関数をしっかり理解している人にとっては回りくどく感じるかもしれません。

また、演習問題はないので、教科書の副読本として読むのがベストでしょう。

道具としてのフーリエ解析

著者涌井良幸ページ数240
発売日2014/9/30試し読みはこちら(PCのみ)
本の目次
  1. そもそもフーリエ解析とは何か?
  2. フーリエ級数
  3. フーリエ変換
  4. ラプラス変換
  5. 離散フーリエ変換(DFT)と離散コサイン変換(DCT)
  6. 高速フーリエ変換(FFT)
  7. フーリエ解析と微分方程式
  8. フーリエ解析と線形応答理論
  9. フーリエ解析に必須の数学的知識

フーリエ級数とは何なのか?フーリエ変換は何をしているのか?をちゃんと知りたい方におすすめの本です。

対話調で図をたくさん用いて分かりやすく解説しています。フーリエ解析のイメージを捉えたいならこの本はかなり有用でしょう。

ただ、初学者が学ぶには少し難しい部分もあるかもしれないので、教科書の分からないところを補うために読むのが良いと思います。

なるほどフーリエ解析

著者村上雅人ページ数246
発売日2001/10/1試し読みはこちら(PCのみ)
本の目次
  1. フーリエ解析とは
  2. フーリエ級数展開
  3. フーリエ級数展開による微分方程式の解法
  4. 複素フーリエ級数展開
  5. フーリエ積分とフーリエ変換
  6. フーリエ変換の応用
  7. ラプラス変換

工学部の方や、細かい数式や証明ばっかり見させられるのは嫌!という方におすすめの本です。

途中式を省略せずに地道に導出を行っており、数式の合間にも適切で分かりやすい説明がされているので、途中で躓かずに学べると思います。

厳密な証明などはされていませんが、その分各パートを分かりやすく解説しているので、この本さえあればフーリエ解析の基礎は十分に理解できるでしょう。

ただ、演習問題はほぼないので、他に演習本を用意したほうがいいです。

理工系の数学入門コース フーリエ解析

著者大石進一ページ数218
発売日2019/11/15試し読みはありません
本の目次
  1. フーリエ級数
  2. フーリエ級数の基本的性質
  3. フーリエ変換
  4. 一般化フーリエ級数
  5. 偏微分方程式
  6. ラプラス変換

ある程度数学の力はあるけど難しい本は嫌という人におすすめです。

前2冊と比べると、数学的な知識の要求レベルが高めですが、その分しっかりと説明されています。なので、これ1冊でフーリエ解析は十分学べます。

また、練習問題は少なめで、解答は付いていますが略解です。

とにかくレベルは割と高めなので、単位だけ取得できれば良い方にはおすすめできないかもしれません。

やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析

著者石村園子ページ数272
発売日2018/4/25試し読みはこちら
本の目次
  1. 関数の基礎知識
  2. ラプラス変換
  3. フーリエ級数
  4. フーリエ級数の偏微分方程式への応用
  5. フーリエ変換

フーリエ解析が何かを手っ取り早く理解したい方におすすめの本です。

前半でラプラス変換を説明しているため、フーリエ解析の説明が少ないように感じますが、必要なところだけを抽出しているので、あまり時間をかけずに学べると思います。

逆に、詳しい説明が載ってなかったりするので、しっかりと理論を理解したい方には不向きです。

また、練習問題は多めで、解答は一切省略されずに凄く丁寧に書かれているので、演習書としても使えると思います。

【番外編】やる夫で学ぶディジタル信号処理

やる夫で学ぶディジタル信号処理

これは本ではなくサイトなのですが、正直このサイトを見れば本を買わずともフーリエ解析を十分に理解できます

「でも、サイトだし内容薄いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。むしろ本よりも詳しいぐらいです。

東北大学の先生が執筆者なので、信頼性もバッチリです。

最後に

初学者におすすめのフーリエ解析の参考書を5冊紹介しました。どの本も勉強の助けになること間違いなしなので、ぜひ見てみてください。

また、このサイトでもフーリエ解析の解説をしているので、ぜひご覧ください。

フーリエ級数展開
フーリエ変換

スポンサーリンク

【学割】Amazon Primeが6か月無料&月額250円

人気の記事

書いてる人

プロフィール

こんにちは!このサイトを運営している「くる」と申します!

大学の数学や物理を「分かりやすく、簡潔にまとめた」サイトがあればいいなと思い、作ってみることにしました。

自分も勉強中の身ですので、もしかしたら間違っていることを書いているかもしれません。なので、参考程度に見てください(笑)。

コメントを残す

CAPTCHA


PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com