こんにちは、くるです。今回は

フーリエ級数が分からない…フーリエ変換って何なんだ…
教科書読んでても全然頭に入ってこないよ~(泣)

と悩む人たちのために「初学者におすすめのフーリエ解析の分かりやすい参考書」を5つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
マンガで分かるフーリエ解析
著者 | 渋谷道雄 | ページ数 | 247 |
発売日 | 2006/3/1 | 試し読みはこちら |
三角関数に苦手意識がある方や、楽しみながら学びたいという方にピッタリの本です。
簡単な内容はマンガ、少し難しい内容は文字で説明されており、マンガと文字は半々ぐらいです。「全部マンガじゃないのか…」と思うかもしれませんが、文字パートでは図やグラフがたくさん載せられているので、スラスラ読めると思います。
ただ、三角関数の説明が多めなので、三角関数をしっかり理解している人にとっては回りくどく感じるかもしれません。
また、演習問題はないので、教科書の副読本として読むのがベストでしょう。
道具としてのフーリエ解析
著者 | 涌井良幸 | ページ数 | 240 |
発売日 | 2014/9/30 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
フーリエ級数とは何なのか?フーリエ変換は何をしているのか?をちゃんと知りたい方におすすめの本です。
対話調で図をたくさん用いて分かりやすく解説しています。フーリエ解析のイメージを捉えたいならこの本はかなり有用でしょう。
ただ、初学者が学ぶには少し難しい部分もあるかもしれないので、教科書の分からないところを補うために読むのが良いと思います。
なるほどフーリエ解析
著者 | 村上雅人 | ページ数 | 246 |
発売日 | 2001/10/1 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
工学部の方や、細かい数式や証明ばっかり見させられるのは嫌!という方におすすめの本です。
途中式を省略せずに地道に導出を行っており、数式の合間にも適切で分かりやすい説明がされているので、途中で躓かずに学べると思います。
厳密な証明などはされていませんが、その分各パートを分かりやすく解説しているので、この本さえあればフーリエ解析の基礎は十分に理解できるでしょう。
ただ、演習問題はほぼないので、他に演習本を用意したほうがいいです。
理工系の数学入門コース フーリエ解析
著者 | 大石進一 | ページ数 | 218 |
発売日 | 2019/11/15 | 試し読みはありません |
ある程度数学の力はあるけど難しい本は嫌という人におすすめです。
前2冊と比べると、数学的な知識の要求レベルが高めですが、その分しっかりと説明されています。なので、これ1冊でフーリエ解析は十分学べます。
また、練習問題は少なめで、解答は付いていますが略解です。
とにかくレベルは割と高めなので、単位だけ取得できれば良い方にはおすすめできないかもしれません。
やさしく学べるラプラス変換・フーリエ解析
著者 | 石村園子 | ページ数 | 272 |
発売日 | 2018/4/25 | 試し読みはこちら |
フーリエ解析が何かを手っ取り早く理解したい方におすすめの本です。
前半でラプラス変換を説明しているため、フーリエ解析の説明が少ないように感じますが、必要なところだけを抽出しているので、あまり時間をかけずに学べると思います。
逆に、詳しい説明が載ってなかったりするので、しっかりと理論を理解したい方には不向きです。
また、練習問題は多めで、解答は一切省略されずに凄く丁寧に書かれているので、演習書としても使えると思います。
【番外編】やる夫で学ぶディジタル信号処理
これは本ではなくサイトなのですが、正直このサイトを見れば本を買わずともフーリエ解析を十分に理解できます。
「でも、サイトだし内容薄いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、全然そんなことはありません。むしろ本よりも詳しいぐらいです。
東北大学の先生が執筆者なので、信頼性もバッチリです。
最後に
初学者におすすめのフーリエ解析の参考書を5冊紹介しました。どの本も勉強の助けになること間違いなしなので、ぜひ見てみてください。
また、このサイトでもフーリエ解析の解説をしているので、ぜひご覧ください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている