【初学者向けのみ】物理化学のおすすめの参考書4選

本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。

こんにちは、krです。今回は

意味の分からん言葉で意味の分からん言葉を説明するな!

と怒りが抑えきれない方のために「初学者におすすめの物理化学の参考書」を4つ紹介します。

参考書は以下の条件を満たすものを選びました。

・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある

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参考書

単位が取れる物理化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)

著者吉田 隆弘ページ数192
発売日2014/11/21試し読みはこちら
本の目次
  1. 気体の性質
  2. 熱力学第1法則
  3. エンタルピー
  4. 化学反応とエンタルピー
  5. エントロピーと熱力学第2法則
  6. 自由エネルギー
  7. 化学ポテンシャル
  8. 化学平衡
  9. 相平衡
  10. 多成分系の相平衡
  11. 溶液の性質
  12. 電気化学
  13. 反応速度

物理化学の中でも「化学熱力学」を中心に、気体の性質や反応速度論を扱った参考書です。

高校化学を履修していれば理解できるように高校の復習を絡めながら解説されており、化学熱力学の中でも特に重要な点について学ぶことができます。

図が多く、式変形が丁寧であり、必要な数学的知識も補助されています。

演習問題はほとんどなく、簡単な穴抜きが数問ある程度です。講義の補助として使うと良いでしょう。

先生
先生

まずは基本を押さえたい人におすすめです!

絶対わかる物理化学 (絶対わかる化学シリーズ)

著者齋藤 勝裕ページ数192
発売日2003/10/23試し読みはこちら
本の目次
  1. 物質の運動
    1. 物質はどんな状態と性質をとるのか
    2. 気体分子の運動を見る
    3. 反応の速度から何がわかるか
    4. 分子運動の確率
  2. エネルギーと平衡
    1. 熱力学第1法則
    2. 熱力学第2、第3法則
    3. 平衡状態の性質
  3. 溶液の化学
    1. 溶液の性質
    2. 電解質溶液
    3. 電気化学
  4. 界面と固体
    1. 界面、コロイドの化学
    2. 固体の化学

説明のための図が非常に多く、理解するための工夫が凝らされた参考書です。

全てのページにおいて、見開きの左ページは説明文のみ、右ページはイラストや図のみという構図で丁寧に説明されています。

説明文は背景知識がなくとも理解できるように書かれているため、大学生だけでなく高校生でも読むことができます。

練習問題は全くありませんが、読みやすく理解しやすいため、この参考書で理解し、他の参考書で問題演習をすると良いでしょう。

先生
先生

図解で理解したい人におすすめです!

たのしい物理化学1 化学熱力学・反応速度論 (KS化学専門書)

著者加納 健司
山本 雅博
ページ数272
発売日2016/11/22試し読みはありません
本の目次
  1. 物理化学で用いる数学の復習
  2. 物理量と単位と物理法則
  3. 熱力学入門
  4. エントロピー
  5. 自由エネルギーと化学ポテンシャル
  6. 相平衡
  7. 化学平衡
  8. 酸塩基反応
  9. 酸化還元反応
  10. 界面
  11. 反応速度式
  12. 反応速度論
  13. 酵素反応速度論
  14. 物質移動と物質輸送

化学熱力学と反応速度論の2つについて丁寧に説明した参考書です。

カラーで図やイラストが分かりやすく描かれています。また、現象を発見した化学者についての記述もあり、原理を覚える際の手助けとなります。

全ての章の初めになぜこの現象を理解する必要があるのか、何に応用できるかを説明されており、目的意識を持って学ぶことができます。

練習問題の数は多いです。理解を深めるためにより詳細にwebサイトで説明されている問題もあります。

先生
先生

しっかりと理解しながら学びたい人におすすめです!

アトキンス物理化学〈上〉

著者Peter Atkins
Julio de Paula ほか
ページ数537
発売日2017/3/1試し読みはありません
本の目次
  1. 熱力学
    1. 気体の性質
    2. 第一法則
    3. 第二法則と第三法則
    4. 純物質の物理的な変態
    5. 単純な混合物
    6. 化学平衡
  2. 構造
    1. 量子論への導入
    2. 運動の量子論
    3. 原子の構造とスペクトル
    4. 分子構造
    5. 分子の対称

大学の講義でよく採用されている定番の参考書です。

上下巻に分かれており、大学で習う物理化学の全てを網羅しています。全て読み込むというよりは学びたい箇所を読むと良いです。

熱力学、量子論、分子構造について解説されています。また、各章の最後には他分野に繋がる物理化学現象についての例が紹介されています。

演習問題は多いです。章末問題は充実しており、簡単な問題から難しい問題まであります。解説は別冊に載っています。

先生
先生

理解しながら演習問題を多くこなしたい人におすすめです!

まとめ

今回は「初学者におすすめの物理化学の参考書」をご紹介しました。

参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。

量子化学初学者におすすめの参考書4選

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こんにちは!このサイトを運営している「kr」と申します!

大学の数学や物理を「分かりやすく、簡潔にまとめた」サイトがあればいいなと思い、作ってみることにしました。

自分も勉強中の身ですので、もしかしたら間違っていることを書いているかもしれません。なので、参考程度に見てください(笑)。
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