本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、krです。今回は

意味の分からん言葉で意味の分からん言葉を説明するな!
と怒りが抑えきれない方のために「初学者におすすめの物理化学の参考書」を4つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
「Prime Student」はAmazon Primeの学割版です。月額250円払うだけで、
などの特典を利用することができます。
しかも、「6か月間無料で体験できる」ので、ぜひ気軽に試してみてはいかかでしょうか。
学生の間しか使えないので、早めに登録しないともったいないですよ。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
単位が取れる物理化学ノート (KS単位が取れるシリーズ)
著者 | 吉田 隆弘 | ページ数 | 192 |
発売日 | 2014/11/21 | 試し読みはこちら |
物理化学の中でも「化学熱力学」を中心に、気体の性質や反応速度論を扱った参考書です。
高校化学を履修していれば理解できるように高校の復習を絡めながら解説されており、化学熱力学の中でも特に重要な点について学ぶことができます。
図が多く、式変形が丁寧であり、必要な数学的知識も補助されています。
演習問題はほとんどなく、簡単な穴抜きが数問ある程度です。講義の補助として使うと良いでしょう。

まずは基本を押さえたい人におすすめです!
絶対わかる物理化学 (絶対わかる化学シリーズ)
著者 | 齋藤 勝裕 | ページ数 | 192 |
発売日 | 2003/10/23 | 試し読みはこちら |
説明のための図が非常に多く、理解するための工夫が凝らされた参考書です。
全てのページにおいて、見開きの左ページは説明文のみ、右ページはイラストや図のみという構図で丁寧に説明されています。
説明文は背景知識がなくとも理解できるように書かれているため、大学生だけでなく高校生でも読むことができます。
練習問題は全くありませんが、読みやすく理解しやすいため、この参考書で理解し、他の参考書で問題演習をすると良いでしょう。

図解で理解したい人におすすめです!
たのしい物理化学1 化学熱力学・反応速度論 (KS化学専門書)
著者 | 加納 健司 山本 雅博 | ページ数 | 272 |
発売日 | 2016/11/22 | 試し読みはありません |
化学熱力学と反応速度論の2つについて丁寧に説明した参考書です。
カラーで図やイラストが分かりやすく描かれています。また、現象を発見した化学者についての記述もあり、原理を覚える際の手助けとなります。
全ての章の初めになぜこの現象を理解する必要があるのか、何に応用できるかを説明されており、目的意識を持って学ぶことができます。
練習問題の数は多いです。理解を深めるためにより詳細にwebサイトで説明されている問題もあります。

しっかりと理解しながら学びたい人におすすめです!
アトキンス物理化学〈上〉
著者 | Peter Atkins Julio de Paula ほか | ページ数 | 537 |
発売日 | 2017/3/1 | 試し読みはありません |
大学の講義でよく採用されている定番の参考書です。
上下巻に分かれており、大学で習う物理化学の全てを網羅しています。全て読み込むというよりは学びたい箇所を読むと良いです。
熱力学、量子論、分子構造について解説されています。また、各章の最後には他分野に繋がる物理化学現象についての例が紹介されています。
演習問題は多いです。章末問題は充実しており、簡単な問題から難しい問題まであります。解説は別冊に載っています。

理解しながら演習問題を多くこなしたい人におすすめです!
まとめ
今回は「初学者におすすめの物理化学の参考書」をご紹介しました。
参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある