本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、くるです。今回は

授業も教科書もサッパリ分からん
と悩みのつきない方のために「初学者におすすめの電気回路の参考書・問題集」を5つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
改訂新版 図解でわかる はじめての電気回路
著者 | 大熊 康弘 | ページ数 | 448 |
発売日 | 2017/8/4 | 試し読みはこちら |
タイトルの通り、図やイラストがかなり多い参考書です。
中学レベルから大学レベルまで幅広い内容を解説しているため、電気回路が苦手な方でも簡単なところから徐々に理解することができます。
基本的な内容はほぼ網羅しているので、辞書として使うのもおすすめですよ。
概念の解説にほとんどのページを割いているため練習問題は少ないです。ただ、解説はとても丁寧なので安心してください。

図解で理解したい方に特におすすめです!
例題と演習で学ぶ 電気回路(第2版)
著者 | 服藤 憲司 | ページ数 | 240 |
発売日 | 2017/11/29 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
レイアウトがかなり綺麗な参考書です。
図やグラフが豊富で、例題も十分入れてくれているので、各単元をしっかりと理解しながら学習することができます。
文章もかなり嚙み砕いた文で、重要な専門用語はハイライトで示されており、読者に配慮していることがうかがえます。高校の教科書のような親切さです。
「例題と演習で学ぶ」とタイトルにある通りに、練習問題の量は多めです。解答も相当丁寧なので、これ1冊で十分な人も多いと思います。

高校の教科書のような分かりやすい参考書を探している人におすすめです!
電気基礎講座4 プログラム学習による基礎電気工学 電気回路編
著者 | 松下電器工学院 | ページ数 | 240 |
発売日 | 1977/2/1 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
かなり昔の本にもかかわらず、今もなお絶大な人気を誇る参考書です。
タイトルにある「プログラム学習」は学習指導方法の1つです。「プログラミング」とは全く関係ないので安心してください。
この本は他の本とは一風変わっており、学習内容が数十のステップにコマ割りされています。またそれぞれのコマの横には理解を促すための著者によるコメントが載せられています。
この形式によって、読者は1つ1つのステップを「まるで家庭教師に教えられているかのように」理解することができます。
練習問題の量は少なめですが、解答はしっかり丁寧に書かれています。

人に教えてもらいながら学習したい方におすすめです!
問題集
詳解 電気回路演習(上)
著者 | 大下 眞二郎 | ページ数 | 384 |
発売日 | 1979/3/30 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
高校数学のチャート式みたいな立ち位置の問題集です。
問題数はかなり多く、これ1冊で定期試験・院試など幅広く対応できます。
解説も丁寧で、途中計算もしっかり書いてくれているので、理解しやすいでしょう。
ただ、全体的な難易度は普通よりちょっと難しいぐらいなので、簡単な問題だけの問題集が欲しい人には不向きだと思います。

とにかく問題演習をたくさんしたい人におすすめです!
解きながら学ぶ電気回路演習
著者 | 馬場一隆 宮城光信 | ページ数 | 192 |
発売日 | 2014/10/1 | 試し読みはありません |
基礎問題を詰め込んだ参考書です。
定期試験に出されるような問題で構成されているので、試験対策としてはこちらの方が有用かもしれません。
解説はこれでもかというぐらい丁寧で分かりやすいです。そのため、全体の後半半分は問題の解説です。
ただ、誤植が多く、ネットにも正誤表がないので、誤植と疑われる箇所は自分で調べないといけません。

定期テストで点を取りたい人におすすめです!
まとめ
今回は「初学者におすすめの電気回路の参考書・問題集」をご紹介しました。
参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある