本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことなどを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、krです。今回は

もう逃げたい…
と勉強から逃げだしそうな方のために「初学者におすすめの代数学の参考書」を4つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
「Prime Student」はAmazon Primeの学割版です。月額250円払うだけで、
などの特典を利用することができます。
しかも、「6か月間無料で体験できる」ので、ぜひ気軽に試してみてはいかかでしょうか。
学生の間しか使えないので、早めに登録しないともったいないですよ。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
代数学1 群論入門 (代数学シリーズ)
著者 | 雪江 明彦 | ページ数 | 168 |
発売日 | 2010/11/19 | 試し読みはありません |
数学や理論物理を専門に学ぼうとする人にとっての群論の概要がまとめられた参考書です。
近代数学に特徴的な抽象性に理解を妨げられている人に分かりやすく説明するために具体的な例や図が多く示されており、論理的な解説を直感的に分かるように工夫してあります。
高校程度の数学の知識があれば充分読みこなせるように予備知識を分かりやすく説明されており、入門書として使うとよいでしょう。
演習問題の数は多いです。解説は略解のみの問題もあるため、理解が難しい問題もあるかもしれません。

例や図でしっかり理解したい人におすすめです!
なっとくする群・環・体 (なっとくシリーズ)
著者 | 野崎 昭弘 | ページ数 | 202 |
発売日 | 2011/2/22 | 試し読みはこちら |
抽象的・理論的な代数学を理解するというよりも応用して道具として使う人に向けた参考書です。
微分積分や線形代数の知識が無くても読むことができます。そのため行列環など一部の話は省略されていますが、要点は掴みやすくなっていると思います。
初めはなるべく具体的な話題から取り上げられ、順序通りに学ぶことで達成感を味わえると思います。
演習問題は全くありません。読み物として使い、理解しづらいところは粘って読むことで理解を深めるとよいでしょう。

代数学を道具として使う人におすすめです!
代数系入門 (松坂和夫 数学入門シリーズ 3)
著者 | 松坂 和夫 | ページ数 | 388 |
発売日 | 2018/11/7 | 試し読みはこちら |
群論や環論などの代数構造の理論について重点的に解説している参考書です。
高校2年生程度までの数学が理解できていれば読むことができる参考書であり、数式の厳密性よりは抽象的な概念を理解することを重視しています。
直感的に分かりづらい概念については身近な例を示しているものもあり、初学者が理解しやすいように工夫されています。
演習問題の数は多いですが、解説がない問題もあるので、理解しづらい問題もあるかもしれません。

とりあえず概念を理解したい人におすすめです!
群・環・体入門
著者 | 新妻 弘 木村 哲三 | ページ数 | 300 |
発売日 | 1999/2/1 | 試し読みはこちら(PCのみ) |
抽象的な群論や環論の概念を学ぶことができ、可換体の一般論を習得するための勉強ができる参考書です。
初等整数論から始まり、群・環・体論を説明した参考書であり、定理とその証明が丁寧に示されています。
文字のみの参考書で、定義、定理、証明がびっしり書かれていますが、論理的に分かりやすく書かれています。ただし、数学の前提知識のない学生には少し難しく感じるかもしれません。
演習問題の数は普通です。例題の解説は丁寧ですが、演習の解説は略解のみのものもあるので少し注意が必要です。

理論的にしっかりと学びたい人におすすめです!
まとめ
今回は「初学者におすすめの代数学の参考書」を4つご紹介しました。
参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある