本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、krです。今回は

今日の授業も全く理解できなかった…
と大学の授業についていけない方のために「初学者におすすめの微分積分の参考書・問題集」を5つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
単位が取れる微積ノート
著者 | 馬場敬之 | ページ数 | 210 |
発売日 | 2002/6/13 | 試し読みはありません |
グラフが多めの見やすい参考書です。
数学書にありがちな堅苦しい文章ではなく、語り掛けるような優しい文章なので、抵抗を感じずに読み進めることができます。
読者が疑問に思うようなところ・つまづきやすいところに補足を入れまくってくれているので、無駄に悩むことがありません。
ただ、なぜか巻末の索引がないので、知りたい情報を探しにくいです。
演習問題はそこまで多くないので、問題集を他に用意する必要があります。

とにかく単位を取りたい人におすすめです!
マセマ 微分積分
著者 | 馬場敬之 | ページ数 | 247 |
発売日 | 2021/3/3 | 試し読みはありません |
先ほどの「単位が取れる微積ノート」と同じ著者が書いた参考書です。
「単位が取れる微積ノート」で扱っていない内容も扱っており、完全な上位互換になっています。
ただ、個人的には「単位が取れる微積ノート」の方がまとまっていて見やすいです。
この参考書も読者が疑問に思うようなところ・つまづきやすいところに補足を入れまくってくれているので、無駄に悩むことがありません。
こっちは索引もちゃんとあります。
問題数はそこまで多くないので、問題集を他に用意する必要がありますね。

こちらもとにかく単位を取りたい人におすすめです!
手を動かしてまなぶ微分積分
著者 | 藤岡敦 | ページ数 | 308 |
発売日 | 2019/8/20 | 試し読みはこちら |
レイアウトが綺麗で見やすい参考書です。
本のタイトル・見た目的に「書き込むタイプなのかな?」と思ってしまいますが、実際は普通の参考書と同じような感じです。
内容も結構がっつりで、工学系が学ぶべきことはしっかり網羅されています。ただ、理学系が学ぶ内容はカバーしきれていません。
他2冊の参考書と比べると、少々文章が硬めでキッチリとしています。
練習問題の量は普通ぐらいですが、これだけでテスト対策は難しいと思うので、他に問題集を用意する必要があります。
解答は全て付いていて、かなり丁寧です。

初学者向けで、ある程度キッチリとした参考書をお探しの方におすすめです!
問題集
チャート式 微分積分
著者 | 加藤文元 | ページ数 | 392 |
発売日 | 2019/11/29 | 試し読みはありません |
あの有名なチャート式の微分積分版です。
この問題集の最大の特徴は「網羅性」です。テストで出されるような簡単な問題から、院試で出されるような難しい問題まで幅広く取り扱っています。
解説は非常に詳しく分かりやすく、問題をどうやって解けば良いかの「指針」を最初に与えてくれるので、「最初は何も見ずに考える。分からなければ指針を見て考える」という使い方ができます。
欠点を挙げるとすると、とにかく問題が多く、難易度の幅も広いため、どの問題が自分に必要かが分かりにくいかもしれません。

網羅性の高い問題集を求めている人におすすめです!
マセマ 演習微分積分
著者 | 馬場敬之 | ページ数 | 219 |
発売日 | 2020/2/5 | 試し読みはありません |
参考書の方でも紹介したマセマの問題集です。
解説がとにかく丁寧で、気になるところ・つまずきやすいところに補足を入れてくれているので、「何言ってるのか分からない」状態になりにくいです。
チャート式はテストにも院試にも対応できますが、マセマの問題集はテスト対策問題を詰め込んだ感じです。
また、チャート式は情報を詰め込んでありますが、マセマは重要で基本的なことだけを書いているので、個人的にはマセマの方が「見やすい」です。
欠点は応用問題があまりないことです。

テスト対策用の問題集を探している人にはこの本がおすすめです。
まとめ
今回は 「初学者におすすめの微分積分の参考書・問題集」 を5つ紹介しました。
微分積分でつまずくと、ここから先の勉強のモチベーションが大きく低下しかねないので、分かりやすい参考書を使って、しっかりと習得しましょう!
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある