本記事で紹介している参考書は、各種サイトでの評判や実際に読んでみて感じたことを基に、私が独断と偏見で選んだものです。購入の前に一度図書館などで内容を確認することをおすすめします。
こんにちは、くるです。今回は

量子の力学って何なんだよ!
とイライラが今にも爆発しそうな方のために「初学者におすすめの量子力学の参考書・問題集」を4つ紹介します。
参考書は以下の条件を満たすものを選びました。
「Prime Student」はAmazon Primeの学割版です。月額250円払うだけで、
などの特典を利用することができます。
しかも、「6か月間無料で体験できる」ので、ぜひ気軽に試してみてはいかかでしょうか。
学生の間しか使えないので、早めに登録しないともったいないですよ。
Prime Studentの特典内容や登録方法について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
参考書
量子力学がわかる (ファーストブック)
著者 | 伊東 正人 | ページ数 | 256 |
発売日 | 2010/6/12 | 試し読みはこちら |
逐一数式の意味が解説されており、どのように思考したかの筋道が理解できる参考書です。
量子力学の中でも専門的な分野を扱うわけではなく、量子力学がどのように発展してきたかなどの基礎を図を交えて分かりやすく解説してあります。
高校数学がある程度理解できていれば読める内容となっているため、大学数学に苦手意識を持っている方でもすんなり読むことができます。
練習問題の数は少なく、解答も略解しか載っていません。より専門的な内容を理解するための副読書とするのが良いでしょう。

堅苦しい参考書が苦手な方におすすめです!
量子力学1 (講談社基礎物理学シリーズ)
著者 | 原田 勲 杉山 忠男 | ページ数 | 224 |
発売日 | 2009/9/18 | 試し読みはこちら |
原理の説明が丁寧で分かりやすい参考書です。
式変換の過程が丁寧に説明されており、覚えるだけでなく理解しながら読み進めることができます。
量子力学現象の例を交えた問題もいくつかあるため、量子力学に興味を持って勉強できるでしょう。
練習問題の量は普通で、解説は式変形を丁寧に説明してあるため、つまづくことは少ないと思います。

数式をちゃんと理解しながら学びたい人におすすめです!
単位が取れる量子力学ノート (KS単位が取れるシリーズ)
著者 | 橋元 淳一郎 | ページ数 | 272 |
発売日 | 2004/5/11 | 試し読みはこちら |
タイトルの通り、単位が取れるように量子力学の要点をまとめた参考書です。
高校物理が理解できていれば読める内容となっており、量子力学を専門としない学生でも読むことができる入門書です。また、難解な数学の式変形など発展的な内容は付録に解説があります。
暗記してしまいがちな式変形について、なぜこの式変形が必要かを理由付けしている部分が多く、式変形の意味をしっかりと理解することができます。
演習問題はほとんど無く、簡単な穴ぬきが数問ある程度です。他に演習本を用意する必要がありそうです。

単位がとにかく取れれば良い人におすすめです!
問題集
演習しよう量子力学
著者 | 鈴木 久男 大谷 俊介 | ページ数 | 311 |
発売日 | 2016/11/10 | 試し読みはありません |
問題演習を通して初学者から大学院入試にも対応できるようになる問題集です。
問題にはキーポイントと方針が示されており、どのように思考すべきか、どうしてそうなるのかを理解できるようになります。
典型的な頻出問題に加え難易度の高い問題もあり、初学者から量子力学を専門とする大学院生まで幅広い層に対応しています。
問題の解説は非常に丁寧です。難易度が割り振られており、A、B問題ができれば大学院入試に対応でき、理論系志望者はC問題まで解くことをおすすめします。

どんな人にもおすすめです!
まとめ
今回は「初学者におすすめの量子力学の参考書・問題集」をご紹介しました。
参考書を変えるだけで学びやすさが全然違ってくるので、ぜひ自分に合った参考書を探してみてください。
・堅苦しくない
・難しい言葉、記号を使っていない
・図や例を多く用いている
・解答がしっかりと書いてある